学術系クラウドファンディングを活用し、DeepTech領域の起業前研究者を支援
アカデミスト株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役 CEO:柴藤亮介、以下アカデミスト)はこの度、東京都が主催する多様な主体によるスタートアップ支援展開事業「TOKYO SUTEAM」の令和6年度協定事業者として採択されましたことをお知らせいたします。
アカデミストは、本取り組みを通じて、学術系クラウドファンディングを活用したDeepTech起業家の発掘・育成を推進してまいります。
■ TOKYO SUTEAMについて
TOKYO SUTEAMは、東京都が策定するスタートアップ戦略「Global Innovation with STARTUPS」の一環として実施される事業です。同戦略では、「10x10x10(5年で、東京発ユニコーン数10倍、東京の起業数10倍、東京都の協働実践数10倍)」という野心的な目標が掲げられています。
TOKYO SUTEAMでは、東京都と協働してスタートアップを支援する事業者を「協定事業者」として募集・選定し、原則1年半にわたり、多彩な支援が展開されます。
<参考>TOKYO SUTEAM Webサイト:https://tokyosuteam.metro.tokyo.lg.jp/
■ TOKYO SUTEAMの協定事業におけるアカデミストの取り組み
アカデミストは、学術系クラウドファンディングプラットフォーム「academist」を運営しています。今回のTOKYO SUTEAMの協定事業(以下、本協定事業)では、DeepTech起業家の発掘・育成に向けて、学術系クラウドファンディングを活用した起業前の若手研究者支援を強化してまいります。
1. 解決すべき課題
有望な研究シーズを持つ若手研究者の多くが研究資金不足に直面しています。特に、起業に関心を持つ研究者(起業0年目)への支援は十分ではなく、研究シーズの多様性が保たれていない状況にあります。
2. 本協定事業の目的
本協定事業では、起業0年目の若手研究者を幅広くかつ効果的に支援するために、学術系クラウドファンディングと本協定事業の協定金を活用し、支援者数に応じて協定金を配分する「Quadratic Funding」の社会実装を進めます。これにより、公的資金の効果的な配分と、スタートアップに向けたリスクマネーの増加を目指します。
3. 目指す方向性・ゴール
社会実装に時間を要するDeepTech領域において、資金源の多様化はスタートアップの生命線です。本協定事業を通じて、若手研究者の研究の芽を発掘・育成し、裾野(ロングテール)研究からイノベーションが継続的に生まれる社会を目指します。
4. 連携事業者
本協定事業を効果的に進めるため、アカデミストは以下の連携事業者と協力し、起業のボトルネックとなる人材・資金・知財・事業開発・広報の課題解決に取り組みます。
AlphaDrive株式会社
One ip弁理士法人
upto4株式会社
東京都立大学
東京医科歯科大学
アカデミストは本協定事業を通じて、日本のDeepTech領域におけるイノベーション創出に貢献し、東京都の「Global Innovation with STARTUPS」構想の実現に寄与してまいります。
■ アカデミストについて
アカデミストは、研究者が自ら情報発信を行うことで、資金・情報・人材等のリソースが循環する「開かれた学術業界(Open academia)」を目指したベンチャー企業です。2014年に日本初の学術系クラウドファンディングサイト「academist」をリリース。国だけではなく、民間企業、財団、個人などさまざまなパトロネッジが可能となる仕組みをつくるべく、多角的に事業を展開しています。
■ 本件に関する報道関係者からの問い合わせ先
アカデミスト株式会社 広報担当 info@academist.jp
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